カオスな多・他視点考察集(旧MAIN BLOG)

「クロスオーバー(否音楽)的関連性(横断複合関連性)」視点からの「アート全般」についての考察集(否カルト)

調律基準(A=440〜430〜444)の時代的変化についての考察【2025.01.29 音楽関連考察集ブログからの移動再掲】

多くの電子楽器とかチューナーのデフォルトとかでは「A=440」になっていますよね。

これって

時代と共に
変動している
のです

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一般的に近代オーケストラやピアノの調律では「A=440」が基本とされていました。
その後(認識が正しければ)「サウンドの明るさ」を求めて「吹奏楽界」において「A=442」が採用され始めました。

そしてその頃には多くの音楽界において「A=442」が主流となり、ピアノの調律においても「A=442」で行われる事が多く見られるようになりました。(ご存知の方はご存知だと思いますが、ピアノの内部には「調律師の名前:調律日付:基準音程」のメモが貼られています)

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ここで少し遡りましょう。

20世紀終盤〜21世紀における「古楽器研究」から「バロック時代のチューニングはA=438〜極端に解釈すると430くらいまで」と予測されています。

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コレって「音楽スタイル」と「聴取者」の変化だと思うのですよね。

現実的に最近の商業的な音楽界では「A=444」が採用されているのはご存知でしょうか。

その理由として「サウンドの"キレ"&"刺激"を強調する」という意図があると個人的には考察しているのですよ。

そう「宮廷・教会BGMとしての音楽」から「強制的に聞かせる音楽」への推移と考えられますが・・・

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確かにオレも最近は「A=444」のチューニングを基本としていますが、その理由としては「フリューゲルホルンのマウスパイプを抜く長さを最低限にできるので音程バランスが崩れない&楽器を構えるポジション的に楽ちん」があって、特に「業界的意図」はないのですけどね。

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この辺り、もしかしたら「注視・注意・警戒」する必要性があるかもしれませんね。

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記事予告:「純正律」と「平均律」についての考察(掘り下げてみたい)